重要度順序と時系列順序
大事なことから細事な事へと、事柄の重要度順序に話す話し方です。
一般に物事を伝える場合、時系列で話すことが自然です。
例えば日常会話では
「昨日夕方買い物に出かけた」
「そうしたら、自動販売機でお金を無くした。」
上記のように時系列で話すことが多くなります。
伝えたいことは、【お金を無くしたこと】です。
それでも前置きとして買い物に出かけたということを先に伝えています。
普通、話すときは時系列順序が一番自然です。
しかし、話し手にとって一番伝えたいことは意識しなくても重要度順序で話すことがあります。
例えば、こんなことはありませんか?
最初に
「車が事故した。」と結論から話し始め、
次に
「信号待ちをしていたら後ろからぶつけられた。」
という理由を話します。
あとは話し手が思う重要度の順序で交通事故の内容を話していきます。
これが【重要度順序の話し方】です。
しかし、日常では稀なことです。
重要度順序の話し方
メディアトレーニングでは、誤解を招かない話し方として、
重要度順序の話し方を徹底的に訓練します。
上記の図のように重要度順序で話す場合
「一番大事なこと」とは
- 報告なら結論
- 物語なら結末
次に「二番目に大事なこと」を話します。
結論や結末をもたらした理由や原因です。
その次に大事なことを話します。
さらにその次を話す・・・。
というように重要なことから順番に話します。
話の背景や発端は通常、いちばん最後にきます。
特にビジネスのシーンでは結論から伝えることです。
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