過去問から傾向を掴むのは難しいのか?
QC検定を目指す多くの方が、過去問題集を活用して勉強しています。
しかし、過去問だけで合格を目指すのは難しいこともあります。
この記事では、過去8回分の出題傾向を分析し、近年の傾向とその違いについて
詳しく説明します。また、過去問題集だけでは対応しきれない理由をお話します。
2級の試験問題と時間
過去出題数でおよそ100問出題され試験時間は90分です。
そのため試験時間は1問あたり、1分しか時間をかけられません。
悩んだり、迷ったりをしていくと試験時間がたりなくなります。
試験会場によっては時計がないこともあります。
※腕時計の準備を忘れないでください。
過去の試験で不合格になった受験内容
3級に合格し、直後の第35回で2級に挑戦した際の失敗談です。
落とし穴①
穴埋めで50分かけてしまい計算問題の時間がたりなくなる。
全体の70%を確保するため実戦編(穴埋め)を完璧に解答するも、
手法編(計算問題)で時間がたりなくなり未解答のまま提出。
不合格。
落とし穴②
問1(手法編)から解き始めてしまう。
前半に出題される方が解きやすいと勘違いして失敗。
解ける問題から解くべし。
試験時間が残り20分で実戦編(穴埋め)に挑戦するも
解答語句のニュアンス、意味、
問われている内容に悩みすぎて時間が足りなくなる。
抜けやマークミスを確認する時間、メモを取る時間がなく終了。
※試験問題は持ち帰ることができます。
自己採点のためにマークチェックをすることをおすすめします。
不合格。
落とし穴③
1問1点ではないため合格ラインギリギリでは合格判定ができない。第37回が該当。
手法編と実戦編それぞれ50%以上かつ総合でおおよそ70%以上とありますが、
配点はわかりません。
実戦編(穴埋め)を先に済ませて総合得点の積み上げを狙い、
手法編(計算問題)で50%以上の正解を狙った作戦を立て、
時間配分も計算して挑みましたが、合格判定はなりませんでした。
手法編の出題傾向
過去の出題内容として
過去23回から36回の過去テストの手法編では、
以下の内容がよく出題されていました。
•基本統計量の計算
•管理図
•相関分析と回帰分析
•実験計画法
近年の傾向
近年では、これらの基本的な内容に加えて、以下のような応用問題が増えています。
•現場シチュエーションでのQC活動によるデータの分析と時系列データの解釈
これにより、単なる基礎知識だけでなく、グラフを読み解く力も
求められるようになっています。特にパレート図とヒストグラムは重要です。
過去問題集だけでは応用できないのはこのような場合です。
過去問題集を繰り返し解くことはもちろんですが、それだけでは対応しきれません。
過去問をひたすら繰り返し解き、50分で解けるようになっていても、
実践では悩まされることが多く、問われている内容を瞬時に判断する事が必要です。
出題形式の変化
過去問では見られなかった形式の問題が出題されることがあります。
図で表される問題も出題されるようになりました。
これらの理由から、過去問題集に加えて、参考書を活用することが重要です。
※ただし、問題集、テキストを繰り返し解くことが条件です。
まとめ
QC検定2級に合格するためには、過去問題集だけでなく、
最新の出題傾向や応用問題に対応できる力が求められます。
次回の試験に向けて、しっかりと準備を進めていきましょう!
社会人になって数学の分野から離れていた時間が長いひと
文章問題は得意だけど計算問題は苦手なひと
予備知識がない状態で過去問を解いても統計分野は理解できません。
QC検定試験で応用ができません。
3級合格後、今なら2級も行けるんじゃないの?と甘い考えでした。
そこで参考にした本が
[マンガでわかる統計学」です。
(2024/10/08 07:48:59時点 楽天市場調べ-詳細)
・平均・分散・標準偏差
・正規分布とは
・二項分布
・推測統計(サンプリング・区間推定・など)
・仮説検定
予備知識がない場合は参考にしてみてください。
この本で合格できる内容ではありません。
あくまで統計学の入門書の内容です。
いきなり難しいから2級を諦める事にならないために手にとってみてください。
メルカリなどで販売されている場合もあります。