QC検定3級に合格したいと考えている方々に向けて、実際に一発合格した勉強法と使用した参考書を詳しく解説します。このガイドを参考にすれば、効率的に勉強し、短期間での合格が目指せます。
2022年9月試験に使用した参考書
- 2022年版過去問題集
近年の問題傾向をつかむため、最新の過去問題集を使用。
手法編と実践編の両方をカバー。 - 品質管理検定教科書QC検定3級(2015年改定レベル表対応)
試験範囲を網羅した教科書。
出題される用語や概念の詳細な説明が載っています。
- 2022年版過去問題で学ぶQC検定3級
- 品質管理検定教科書QC検定3級(2015年改定レベル表対応)


参考書には手法編、実践編と分かれているものもあり、
「手法編と実践編って何?」となりました。
おおまかな範囲になりますが、
手法編とは、QC7つ道具やQCの計算問題を扱う範囲
実践編は定義から語句(言葉の説明/試験では穴あき問題)を扱う範囲
となっています。
過去問題は2018年9月から2021年9月までの6回分の試験問題と解答解説があります。
品質管理検定教科書には品質管理の手法編と実践編が記載されています。
2022年9月4日の試験時点では品質管理検定教科書(2015年改定レベル表対応)で
試験範囲をカバーできていました。
試験にあるあるですが、年月が経つと改定により試験に含まれる出題範囲が追加、除外
されることがあるため、参考書を選ぶ際は注意が必要です。
過去問題についても古いものになると問題の傾向が変わります。
なるべく近年の過去問題を解くことをおすすめします。
合格できた勉強法
最初に2022年版の過去問題(26回)に挑戦しました。
計算問題を解こうとしても理解ができず知識がないのでわかりません。
過去問を解くことが資格試験の攻略法なのですが
いきなりつまずいてわからないまま問題に挑戦していても時間がかかり
効率が悪いと判断しました。
【やったこと】
- ・実践編から解いて資格試験という穴埋め問題の感覚を思い出す
- ・26回.27回の2回分の実践編の穴埋め語句で似ている問題がある事に気づく
- ・26回.27回の手法編(計算問題の答えを見ながら納得するまで解き流れをつかむ)
- ・26回.27回の過去問題を全問解き間違った所を復習し間違えなくなるまで繰り返す
- ・28回.30回の実践編から穴埋め語句を覚える
- ・28回.30回の手法編の計算問題の答えを見ながら解く。流れをつかむ
- ・28回.30回の過去問題を全問解き間違った所を復習し間違えなくなるまで繰り返す
- ※30回.32回も同様に繰り返しました。
過去問題2回分を解いて間違えたところを復習していく。これが大切になります。
90点近く取れるようなら次は実際の試験時間『90分以内で』解けるようにしていきます。
実際の試験では計算問題で時間がかかり穴埋め語句を見直す時間が取れませんでした。
試験を合格する作戦
- 実践編の穴埋め語句を間違えないように先に解き始める
- 手法編の計算問題を解いていく
- 解答を見直す
※試験問題は持ち帰ることができるので解答を問題用紙に記入をおすすめします。
(インターネットで解答が公表された際、自己採点ができます)
実践編の穴埋め語句を先に解き始める理由は、
『3級合格基準』
2022年版過去問題で学ぶQC検定3級P8より
出題を手法分野・実践分野に分類し、各分野の得点が概ね50%以上であること、及び、総合得点がおおむね70%以上であること.
計算問題が得意でないのであれば、実践編(暗記分野)で得点を稼ぐほうが
効率が良いと判断できます。
品質管理検定教科書(2015年改定レベル表対応)はいつ使うんだ?となりますが、
試験の選択肢のなかで表現や意味合いが似ているものを正解答とする。
(過去問題で学ぶQC検定3級の解説では近いものを正解とすることがあります。)
つまり、教科書で本当の表現や意味合いが何を意味しているのかを確認しておかないと
試験の際、同じ語句ではなく、意味合いが似ている選択肢を選ぶことが難しい場合が
あります。
少しでも点が取れる問題で間違いを未然に防ぐための教科書だと思ってください。
実際の勉強ノート
これで全部ではありませんが、ノートにまとめてキーワードを抜き出しまとめました。
(下の写真は試験勉強でまとめたものの一部になります。)
実際に手書きで勉強していたものなので読みにくいとは思いますが、
出題される範囲の公式は左の写真に納まる量となりました。(2022年9月試験時点)
出題傾向をつかむために直近の過去問題集を使用することをおすすめします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
試験勉強にどう取り組むかを悩んでいる人に
QC検定®3級合格の手助けになればと思います。